風のある暮らし

東京から見知らぬ田舎へ。更年期の母ひとり、思春期の子ひとり(中学男子)の暮らし。

母子家庭じゃなければアウトドアはしなかったと思う

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元夫インドア派でもなかったけれどアウドドア派でもありませんでした。表参道とか自由が丘とかそういう都会的な場所に遊びに行くのを好む人でした。私はそういう場所もまた苦手でしたが。なので結婚生活が続いていればアウトドアをすることはあまりなかったと思います。

 

アウトドアを始めた理由

母がいて父がいて子供がいる。夏休みや冬休みには祖母や祖父と交流がある。そんな家庭環境だったら、”子供にアウトドアさせよう!”と強く思わなかったと思います。

 

私と子供の二人きり。とてもとても狭い世界。家庭環境はもうどうすることもできない。それならばせめてこの子にもっとたくさんの世界を見せてあげたい、見せてあげないといけない、と思ったのがきっかけでした。

 

子供のため?自分のため?

そのなかのひとつとして、自分が幼少期に経験していないアウトドアをさせることで”子供の世界を広げてあげてる”という妙な安心感につながったのだと思います。

 

最初は子供のために始めたと思っていたアウトドアだけど、そうではないことに気づいたのです。

 

子供のために海水浴も行った、キャンプも行った、川遊びもした、たくさん経験させた!どうだ!私っていいお母さんだよね?!そうだよね?!

 

っていう自己満足。小さい小さい子供と2人きりの世界がそのころの私には怖くて自信がなくてそういう目に見える行動で自分が安心したかったのです。

 

そして子供がアウトドア好きに育ったことで、私の安心感は確固たるものになりました。なにがどう正解かとかではなくて、ただただ私の中でだけの正解。”やってよかった”っていう自己満足。

 

どっちがいいじゃなくて、私の自己満足(しつこい)。もしかしたら中学でグレにグレて道を踏み外して”アウトドア全然意味なかったじゃんよ!”ってことになる可能性だってあります。

 

インドアで育ってもアウトドアで育っても、将来的にその部分は人生を揺るがすほどの大きな違いは生まないだろうとも思います。

 

それでも子供が巣立つまで私はアウトドアを続けると思います。アウトドア好きに育った子供の嬉しそうな楽しそうな顔を見て「あ~来てよかった~」という大いなる自己満足で。(怖い親だな)

 

文章にするとなんだかものすごくヤバイ親っぽいことになってますが、私の父のように恩着せがましく子供に”連れて行ってやったお礼”なんてもちろん求めませんし、自己犠牲のつもりも全くありません。自分がしたいからしてるだけ。

 

子供も自分が興味ないことは”やらない””行かない”とはっきり主張する人なので、本当に楽しんでいると思います。いや、楽しんでますよ。(あまりにも自己満足と書きすぎて今さら自分をフォローしてみる)

 

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お盆に行った旅行先での川遊び。何時間も生き物探しをする子供とレジャーシートに座って見守るだけの母。

 

肩の力が抜けるとアウトドアのハードルが下がる

 昔みたいに”アウトドアさせなきゃ”と意気込むこともなく、今はものすごいゆるい感じでアウトドアにくりだします。

 

「暑いな~お昼ご飯食べたら川行こうか~」っていう軽いノリで。無理はしないで自分もそこそこ楽しめる範囲じゃないと続かないですからね。

 

ちなみに、アウトドアは苦手だけど自然の中にいるのは昔から好きでした。旅館から眺める大自然とか、露天風呂から眺める絶景とか。なので田舎に移住しようと思えたのです。

 

今も家の窓から見える山景色をコーヒーを飲みながらボーっと眺めるのは私にとって何よりの息抜きになります。(優雅なように書いたけどお洒落感はゼロ。そしてクーラーなくて遠い目。)

 

インドアもアウトドアも親子で楽しめると親がラク

今となっては二人きりで家の中にいるよりも自然の中に身を置いた方が自分もラクだと感じるようになりました。最近はほんとに見てるだけの私。岩のように動きません。

 

子供と過ごす方法の選択肢は多い方が親はラクです。自分のためにもアウトドアを続けてきてよかったと思います。

 

子供が巣立ったらなんの未練もなくスパッ!とやめると思いますけどね。と書くとなんの説得力もないですが、子供とのアウトドアはやっぱりいいですよ。という結論でした。