風のある暮らし

東京から田舎へ。子供と2人でのんびり暮らしています。

家を2軒持つ父に会った時の食費を割り勘にしてくれと言われる(3)

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「会った時の食費は出す」と期待させておいて、1500円の惣菜が発端で、急に「お金はない。だからたかるな。」と言われて、父と会う時の食費は私達親子と別にすることになりました。でも一般的に言う”お金がない”とはほど遠い暮らしぶりをしている父。そこまで言われるのは納得がいかない、というお話です。

 

父が建てた3軒の家 

1軒目は私が小学生のとき。地方の閑静な住宅街に2区画分200坪の敷地に、広い庭のある2階建ての家。

 

2軒目は私が実家を離れて30歳すぎてから知らないうちに。父とは10年以上絶縁状態だったので、建ったあとに母に聞いて知りました。シニア世帯に人気の別荘地2区画分400坪の敷地に、広い庭のある2階建ての大きな家。

 

3軒目は母が亡くなってから1年後ぐらいに知らないうちに。1軒目の家を完全に解体撤去して、一旦更地にしてから、元は庭だった所に平屋建ての家、元は家があった所は砂利と石を敷き詰めて。リフォームではなく完全な建て替えです。父はこのとき70歳目前なので、キャッシュで建て替えしたのでしょう。

 

2軒目の別荘を知ったときの私の反応

2軒目の別荘のことを母から初めて聞いた時、別荘の土地と建物の値段を聞いて固まりました。全くもって実家の恩恵を受けていなかった私は、それって本当にうちの話のことなの?と信じられず思わず母に聞いてしまいました。

 

私「ええっ?!うちってお金ないんじゃなかったっけ?!ずっとそう言われて育った気がするんだけど。どういうこと??」

 

母「うーん、私もそう思ってたけどそうでもなかったみたい。あなたたちが実家を出て行ってからお金に余裕がでてきたみたい。」

 

へー・・・。管理の行き届いた別荘地にわざわざ建築家を指名して建てた立派な注文住宅。建築資材から何からこだわりぬいたそうで。

 

ゆくゆくは地元を離れて、その別荘に完全に移住してシニアライフを送る予定だとか。なんとも優雅な老後計画です。

 

びっくりはしましたが、まぁ父のお金で父が何しようと勝手だし私には関係ないことだな、という程度で終わりました。

 

3軒目の建て替えを知ったときの私の反応

『意味わかんない』

 

これがその時の率直な私の気持ちです。実家の家は築25年くらいだったでしょうか。リフォームじゃなくて建て替え。

 

しかも2軒目の別荘を建てた建築家をわざわざ呼び寄せて、またもこだわりぬいた注文住宅。2区画ある1区画を売却するでもなく2区画をそのまま保有。

 

私はその時、離婚裁判真っただ中。弁護士も雇ったりで家計は火の車。子供に食べさせるのが精一杯で自分はほとんど食べられないようなギリギリの暮らしをしていました。節約して節約して節約して。

 

もちろんこの頃も父から1円も援助してもらったことはありません。母の一周忌でこの建て替えを親戚と一緒に初めて知った私は、かなり微妙な気持ちにはなりました。でも困窮状態に陥ったのは自分の責任。父のお金は私には関係のないことと割り切りました。

 

それに。建築家と注文住宅はさておき。母との思い出がいっぱい詰まっている前の家に、父一人では住めなかったのかも、と思うことにしました。

 

別荘の行方

実家を建て替えたことで、父は実家で老後を過ごすことにしたのだと思っていました。なので、別荘は当然売却するものだと。

 

ところがどっこい。

 

父「お母さんと相談して作り上げたこの別荘は一生手放さない。いずれはここに移住しようと思ってるし。」

 

え?!

 

じゃあなんで実家の家をわざわざ建て替えた?!そもそも実家もお母さんと作り上げた家だよね?それはあっさり解体したわけだよね?こだわり方がよく分からない。

 

じゃあせめて無駄に2区画ある別荘の土地の家の建ってない1区画を売却するとかないのかな。

 

父「この1区画はお母さんが花壇と家庭菜園をしたいって言ってたから、いずれはそれを僕が実現してあげたいんだよね。ここにあれを植えて~あっちにあれ植えて~」

 

ないな。200坪もある更地の1区画を売却する気もないな。

 

私が「売却しないの?」なんて発言をしたら逆鱗に触れるので、父との話の節々から、父がこのさき一生2軒の家を所有していくのだと分かりました。

 

お金はないけど家は残してあげる

春休みの別荘での言い合いの後に父はこんなことも言っていました。

 

父「お金は残してあげられないけど、家は残してあげられるから僕が死んだらここに住めばいいんじゃない?。」

 

私「・・・。こんな広い家と敷地を私には管理していけないし管理費も払えないし、残されても私にはどうしようもない。そもそも相続税も払えないと思う。」

 

父「じゃあ、処分してもらってかまわないから。相続放棄すればいいよ。」

 

私「・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

なんだか、悲しいとか通り越して、無、になりました。

 

別荘は父の別荘であって、私の別荘ではない

私の移住先と父の別荘は車で1時間くらいの距離です。

 

「いつでも別荘に遊びに行けるんじゃない?」

 

親戚に言われましたが、そんなおいしい話があるはずがありません。父がいるときにしかその別荘には行けません。無断で立ち入ることなどできないのです。

 

春休みの3泊の最終日、父は午前8時半には別荘を出て実家に帰る予定でした。私と子供は父の別荘から10分ほどのところに15時から予定があったのです。

 

でも、父と同じ午前8時半には別荘を出ないといけなかったのです。父がいない別荘に私達親子だけ残るという選択肢は与えられませんでした。

 

父が亡き後に維持もできない家を残されるよりも、今、その別荘を私達親子にも自由に使わせてもらえる方が何百倍も嬉しいのですが、父には分からないでしょう。

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時間つぶしに近くの公園や川で遊べたのでいいんですけどね

 

 金銭感覚の違いなのか

1年に会うのが3回くらいの娘と孫の夕食代の1500円を惜しいと思うほど本当にお金がないのなら、せめて実家の1区画と別荘の1区画を売却しないの?と思うわけです。例え購入時の半値になったとしても、相当な金額になると思います。

 

私にしてみれば、そんな状態で『お金がない』って言われてもちゃんちゃらおかしいわけです。ただ単に、娘と孫にお金を使うのがもったいないと思ってるとしか思えないのです。

 

あれ買ってこれ買ってなんて言ってないんです。立派な家を2軒持つ父に、1500円の惣菜(しつこい)を買ってもらうのがそんなにたいそうなことでしょうか。そんなに罪深いことなんでしょうか。私の感覚がおかしいのでしょうか。

 

いつもなら父に対する『ん?』も流せるのですが、今回はなかなか流せない自分がいます。納得できない自分がいます。なんだかドロドロした気持ちを書き綴ってしまいましたが、本当に久しぶりにドロドロしてしまって自分でもぐったりです。

 

(あともう1回ドロドロしたいと思うので、元気な方は読んでくださると嬉しいです。) 

aokamizu.hatenablog.com