私の現在のスキンケアは何もつけない肌断食スタイルです。そこにいくまで紆余曲折ありましたが、一番最初に手放したのはクレンジングでした。
ファンデーションを変えたらクレンジングが必要なくなりました。「ケミカルのクレンジング+洗顔」から「オーガニックのクレンジング+洗顔」へ。そして、オーガニックのクレンジングも手放して石鹸のみでの洗顔へ。
クレンジングが必須なファンデしか使ってこなかったので、「W洗顔不要」「石鹸のみでメイクオフ」のオーガニックファンデーションに変えても、いきなり石鹸のみにはできませんでした。
オーガニッククレンジングで徐々にお肌と気持ちを整えて、「もう大丈夫」と納得して初めてクレンジングを手放すことに。
ファンデーションを変えるとどうしてクレンジングが必要なくなるのでしょう。
クレンジングとファンデーションは恋人同士のような関係です。お互いを理解しあっていないと喧嘩ばかり。二人の相性がよくないと長続きしません。
すごく優しそうだから付き合ったらDV男になった、とか、姉御肌でしっかりしてるから付き合ったら借金地獄になったとか。
相手をダメにするのも生かすのもお互い次第。見た目だけで判断すると痛い目にあってしまいます。
ちゃんと相手を見極めてから付き合えば、お互いの人生をより豊かなものにして、より継続していける関係を築くことができます。そのためにはまず自分が何者かを知ることです。
なんのこっちゃですね。つまりはこういうことです。
ファンデーションの成分によって選ぶべきクレンジングは変わってくる。ファンデーションの成分をよく確認せよ。
ちょっと偉そうに言ってみました。
ここからは私個人の体験&妄想物語です。専門家でもないので科学的根拠はありません。それを踏まえたうえで読んでいただきたいです。
では、私がやってしまった「何より相性が悪いファンデーションとクレンジング」はズバリこれでしょう。
ファンデーションはケミカル。クレンジングはオーガニック。
30歳のときにスキンケアは全てオーガニックに切り替えましたが、ファンデーションはまだケミカル使用のままでした。
相性診断としては、ファンデーションのケミカル成分の自己主張が激しくて、気弱なオーガニック成分のクレンジングはファンデを押しのけることができません。オーガニッククレンジング、力及ばず。
結局はファンデーションが肌に残存して落としきれてない感満載です。当然そのあとの化粧水も乳液も弾いて全く肌になじみません。でもファンデーションの油分が顔を覆っているので、なんとなく潤ってるような気に。
肌トラブルが改善せずに、オーガニックでもだめか・・と諦めかけた時にふとファンデーションのことを思い出したのです。
スキンケアばかりに目がいっていたけれど、ファンデーションの成分ってそもそも?
ケミカルファンデーションの多くには合成ポリマーといわれるシリコンが入っています。全成分にジメチコン、メチコン、シクロメチコンとかかれているものがそうです。
こういった化学成分の肌への影響は、本当のところはどうなんでしょう。肌にものすごく悪いから危険という人もいれば、クレンジングすれば肌になんの害も毒もなく安心という人もいます。最終的には自分の肌に聞くのが一番ですね。
「クレンジングすれば肌になんの負担もない」という「クレンジング」も問題。
シリコンは合成のプラスチック油で撥水性や被膜性がピカイチ。だからこれが含まれるファンデーションは「汗をかいても崩れない」「一日中陶器肌」なんていうが可能になってくるんですね。
この「肌にはりついてとても落ちにくいファンデーション」を落とすためには、合成界面活性剤の入ったクレンジングでしっかり入念に落とすしかありません。
それはつまり、刺激の強いクレンジングで必要な皮脂や常在菌まではぎとり、お肌を乾燥させてトラブルに弱い肌にしてしまうということ。
さらには肌バリアまで壊すので、本来お肌には吸収されないはずの化学成分が吸収されてしまうことがあるということ。
使い続けていくうちに、どんどん乾燥肌に敏感肌になっていき、それを補うためにさらにスキンケアを強化するという魔のスパイラルに。これはまさに20代の私の肌。
クレンジングをオーガニックにしたいなら、まずはファンデーションの成分をよく確認しましょう。オーガニックのクレンジングで落ちない成分が入っていたら、ファンデーションも一緒にオーガニックに変えましょう。
ということにようやく気づきました。
オーガニックのクレンジングに変えれば、それはクレンジングを手放す大きな一歩になります。
クレンジングを手放したことで、その他のスキンケアを手放す大きなきっかけになりました。