風のある暮らし

東京から見知らぬ田舎へ。更年期の母ひとり、思春期の子ひとり(中学男子)の暮らし。

田舎の小学生の夏休みは学童がなにげにすごかった

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夏休みもあと少しになりました。そろそろ宿題も終わりが見えていないといけない時期ですが、うちの子供はまだ自由研究に手をつけてないというありさま。どうすんでしょ。今週末が山場ですね。

 

田舎の夏休み

クワガタとかカブトムシとかが普通にとれてしまいます。何匹かうちの玄関先でも飼っていて子供がウキウキとお世話中。私はゴ〇〇〇にしか見えなくて苦手なんでノータッチですが。

 

ご近所さんからクワガタやカブトムシの幼虫をいただくこともしばしば。幼虫をふ化させるのはかなり難しいらしく子供もなかなか成功していないようですが、ご近所のおじさんに教えてもらったり図鑑とにらめっこしたりで頑張っているようです。

 

その他にも家の前を流れる川から捕ってきたメダカやおたまじゃくしも玄関先の小さい水槽で育てています。

 

うちの庭にちょっとした小池があるんですが、ボウフラ(蚊の幼虫)が発生するんですよね。そこそこ育ったメダカを放つとボウフラを食べてくれるらしくてそれに期待。

 

おたまじゃくしも足と手が出てくる様子を毎日観察しては「可愛い~」と愛でています。 私は全く共感できませんが。

 

そんなこんなで、当たり前のように川遊びができて生き物観察ができるという環境を多いに楽しんでいます。今年の猛暑は何度も川の冷たさにも助けられました。

 

虫嫌いでアウトドアが嫌いな子供には地獄のような環境ですが、うちの子供には最高の環境です。

 

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              冷たくて気持ちい~寒いくらい

 

田舎の学童

田舎の小学校にも夏休み中の学童なるものがあります。子供の通う小学校は”超小規模小学校”。なので児童数が少なく1年~6年まで両親の仕事の有無は関係なく誰でも参加できるので待機児童の問題とは無縁。 うちの子供も予定がない限り参加しています。

 

費用はかかりますが、東京にいた頃の費用よりも格安で各家庭一律でほんの数千円。え?こんな金額でいいの?本当に預かるだけでイベントなし?と思いきや・・

 

毎日の予定を確認すると、それはもはや民間の学童か?!というくらいの充実ぶり。

 

・バスをチャーターして専門の人に依頼しての川での生き物観察やアウトドアが週一で実施。

・家庭科室で皆でお昼ご飯を作って食べる”お料理教室”が週一で実施(お弁当がいらないという感謝感激の日)。

・職人さんを呼んでの伝統工芸のなどの体験教室の実施。

・高校生や大学生のお兄さんお姉さんが遊び相手になってくれる日もあり。

 

その他にも毎日なにかしらの専門の人が来てくれて色んな事を実施してくれます。何もない日が一日もないことに驚き。

 

イベントが午前中に終わる場合は午後には同じ敷地内にある小学校のプールに入ることもできます。

 

小規模小学校にも関わらず、公立なので低学年用プールと中高学年用の25mプールがちゃんとあります。

 

つまりは広々!泳ぎたい放題!おにごっこでもなんでもできる!学校の先生はいないので完全フリーのプール時間です。

 

どっからどうみても夏休みにプライベートで友達同士でプールに遊びに来ているような状態ですごく楽しそう。しかも貸し切りという贅沢な使い方。

 

学童の先生と保護者が交代でプール当番をしないといけないのですが、夏休み中当番がまわってくるのは2回だけだし、子供がどれくらい泳げるようになってるのかとか学校のお友達との関わりを観察できるいい機会でもありました。

 

 初めての田舎での夏休みを振り返って

とにかく至れり尽くせりの田舎の学童の夏休みで、どこにも行かなくても夏を満喫できるのでは?!というくらい内容の濃いスケジュールでした。

 

数千円の学童費ではとても賄えないようなイベントばかりで、地域の方々の協力、ボランティアで成り立っているのは明らかで感謝しかありません。少ない子供たちを地域全体で大事に育ててくれている感じがとても伝わってきてありがたい限りです。

 

そしてここまで手厚いのも田舎の小規模校だからこそだと思います。移住先の条件として小学校が小規模校であることも項目に入れていましたが、さすがに夏休みの学童の様子まではあまり把握できずに移住してきたので本当にラッキーでした。

 

 夏休み終了まであと数日。最後までイベントを思いっきり楽しんでもらいたいです。