風のある暮らし

東京から見知らぬ田舎へ。更年期の母ひとり、思春期の子ひとり(中学男子)の暮らし。

幼少期の休日に楽しい思い出がないインドア派の私がアウトドアをそこそこ楽しめるようになった理由

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今の私はアウトドアっぽい人っぽい人(どんな人だ)を装っています。元々はここでもしつこいくらい言っていますが、本来はインドア派という名の引きこもり体質です。

 

アウトドアとは無縁の幼少期

私の父は軽い山登りは好きでしたが、アウトドア全般が嫌いな人でした。なので私が小さい頃はキャンプはもちろん、BBQや海や川で泳ぐこともスキーの経験も全くありませんでした。

 

食事も必ず家で食べたい人だったので、ピクニックすら記憶にありません。私が住んでいたところは自然豊かな地域だったんですけどね。川も近かったんですけどね。今思うとなんともったいない。

 

小中時代の休日

じゃあ私が小中の頃の休日は何をやっていたのかと言えば。

 

・庭の雑草の手入れを午前中いっぱい手伝わされる。敷地だけは広かったので大変だし夏は暑いしでひたすらやめたいと願っていました。(姉は勉強があるので免除)

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・マラソン好きの父の後ろを自転車で飲み物をカゴに入れてひたすらサポート。まあまあな距離を走るわ、かなり速いわで毎週私にはただの苦行でしかなく心底やめたいと願っていました。(姉は勉強があるので免除)

 

・高学歴である父の勉強指導タイムあり。恐怖→思考停止→解けない→生傷増える→恐怖→思考停止→解けないの魔の時間。どれよりも一番やめたいと願っていました。

 

・ごくたまに家族で博物館や美術館的なところへお出かけ。楽しくなくてもお礼を言わないとキレられる。(玄米菜食のため外食はしないで済む範囲内)

 

と、だいたいこんな感じの休日で、アウトドアどころか休日を楽しんだことはありませんでした。

 

高校時代の休日

高校生にもなると周りの友達は部活仲間と海に行ったりとかしていたようですが、私はここでも青春の波に乗れずに海デビューのチャンスを逃します。

というのも、うちは学業に支障が出るということで部活も禁止だったし、そもそも土日の外出もあまり許されていなかったので世間一般的な高校生ライフとはちょっと違っていました。

 

高2からは受験勉強で諸々の手伝いは免除に。さらに独学を強く希望したので父の勉強指導もなく、ひたすら机に向かう休日。ある意味一番平穏な時代だったのかもしれません。

 

大学生デビュー

とにかく色々と規制の厳しい家だったので、私の海や川やBBQデビューは大学生になってからでした。一瞬は楽しかった気がしますが、結局、虚弱体質の私はすぐに引退。

 

その後子供が生まれるまで私の長いインドア人生は続くことになります。猫に小判ならば、あおかにBBQ、というくらい周囲も承知の太陽をさける日々でした。

 

子供が生まれてから

私のような人も結構いるかもしれませんが、私は子供の頃に海水浴には行ってみたいと憧れていた時期もありました。友達の話とかを聞いてすごく楽しそうで。

 

だから自分の子供は小さい頃から海水浴なり川遊びなりキャンプなり自然と触れ合える場所に連れて行きたい願望は人一倍ありました。

 

そんな時に出会ったのが筋金入りのアウトドア家族。子供が3歳の頃から年に3回~4回くらい一緒にキャンプ、年2回くらい海やスキーに行くように。

 

さらに子供が7歳の頃に出会ったのも生粋のアウトドア家族。アウトドアとは無縁だった私がアウトドアっぽい人になっていったのはこのアウトドア家族たちのおかげです。

      

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   鎌倉の海。綺麗かどうかは別として電車でいけるし浅瀬があるし子連れには便利な海でした。

 

太陽も水も虫も嫌いな私の変化

テントで寝るのは親になってからが初めてです。虫もいるし朝は暑いし背中も痛い。でも絶対寝れないわけでもないし、徐々に慣れてもいくし。快適!というわけでもないけれど意外と居心地よかったりも。

 

海や川は太陽の光をもろ浴びるし海水浴なんてベタベタして気持ち悪いし海も川も着替えがそもそも面倒だし。でも広い海を体感できるし川は冷たくて気持ちいし着替えも慣れてもいくし。爽快!というわけでもないけれど意外と気分良かったりも。

 

インドア派に必要なのは

”慣れ”からくる余裕と安心感だと思います。私の場合はそうでした。インドア派からするとアウトドアって未知の世界。なにが必要でなにを準備していいのかも分からないから準備にも時間がかかるし行く前の時点で猛烈に面倒くさくなり行きたくなくなります。

 

それでも頑張って行ったとしても慣れていないから段取りがよく分からず使わなくていいエネルギーを無駄に消費して疲労困憊に。

 

ようやく帰ってきても水着やらなんやらと洗濯物も多いし、ただの旅行と違って砂や泥がついていることも多くてここでもうんざり。

 

そして”アウトドアって一体何が楽しいの?やっぱり私にはアウトドアは向いてない。もう行かない。”となるのが独身時代の私でした。

 

インドア派の人がたった1回のアウトドアで楽しめるようになるくらいならもっと前にアウトドア好きになれているはずです。

 

”慣れてない”ってそれだけでストレスは大きかったりします。 インドア派な私がアウトドアをするって1年に1回あるかないかで、毎回初心者で毎回慣れなくて毎回疲れるというパターンでした。

 

子供が生まれてから定期的にアウドドアするようになると、慣れることから余裕が生まれるように。事前にある程度の予測ができるようになるし現地でのイメージできるので準備もどんどん効率よくなっていきます。

 

そして何より一番大事なのは、”同じアウトドア場所”であることです。私の場合、子供が未就学児の間は毎回同じキャンプ場、同じ海、同じスキー場でした。

 

毎回違う場所に行ってその違いを楽しめるはアウトドア派の人だけ。インドア派の人はそんな冒険はいらないのです。違う場所にチャレンジするのはひとつの場所に慣れて余裕ができてから。

 

同じ場所だというだけで、2回目以降のハードルはぐっと下がります。安心感や余裕が生まれやすくなります。そうすれば、回を重ねるごとにアウトドアを楽しむ余裕も出てきます。

 

そうやって自他ともに認めるアウトドア嫌いだった私が、アウトドアをそこそこ楽しめるようになりました。

 

最後に

アウトドアをそこそこ楽しめるようになった私ですが、子供が巣立った後に友達とキャンプや海水浴やスキーに行くかと問われると、”行かない”と思います。

 

子供がいるからアウトドアをしています。でも100%子供のために始めたアウトドアは、今は自分のためでもあります。それは自分の世界が広がったとかそういう話ではなく。

 

 長くなったので今日はこのへんで。また次回続きを書こうと思います。