クーラーがない我が家。ここに住んでいた人は大家さんをはじめ歴代クーラーなしで生活していたようで、取り付けできるような場所も全くありません。
子供の寝入りは頭を冷やす
うちの子供は汗かきで、特に寝入りには頭から大量の汗が吹き出します。ベッタリどころかビショビショといっていいくらい。
扇風機と除湿冷風機のダブル使いで風をフル回転させていますが、頭が暑いといくら冷たい風を送ってもなかなか寝付けません。
東京にいた頃はクーラーをかけて、さらに冷却ジェル枕で頭を冷やして寝ていました。それでも頭から汗をかいてたくらいなので、クーラーのない今の家では冷却ジェル枕なんぞ生易しい枕では全く効果なし。
そこで。氷枕にしよう!と思いたって、冬場に愛用していたゴム製の湯たんぽを使ってみることに。ゴム製湯たんぽの説明書きにも『水を入れて冷蔵すれば水枕としてもお使いいただけます。』とも書いています。
とはいえ、”ただの冷たい水”ではうちの子供の汗かきレベルには対応できないので氷もプラス、、、しようとしたらうちの氷が大きすぎて入らないという事態に。
そこで、水を入れた湯たんぽごと冷凍庫で凍らせてみました。朝から冷凍すればカチコチに。昼から冷凍すれば半分凍る感じ。私が冷凍を忘れていなければだいたいカチコチの正真正銘の氷枕で子供は寝ることになります。
カチコチに凍らせた状態の氷枕
氷が入らなかった注ぎ口
氷枕で就寝した結果
この枕にしてから『気持ちいい~幸せ~』と言って驚くほどすぐに寝つくようになりました。体はホカホカしているので、まさに頭寒足熱と言った状態。
湯たんぽ仕様なのでゴムの厚さもそこそこあって冷たすぎることはないようです。今のところ朝もスッキリ起きてきて夏バテもなく夏風邪もなく元気そのもの。
ただこれは子供が元々体温が高くて汗かきでクーラーがないから成り立っている冷感快眠法かもしれません。ちなみに冷え性の私もさすがのこの暑さで氷枕を使ってみたいのですが、2個も冷凍庫に入らず使用に至っていません。
布団を濡らさないための工夫
氷枕をタオルで巻いてもすぐにタオルが外れてしまい、氷枕についている水滴で布団が濡れてしまいます。なので子供の長Tシャツを氷枕にかぶせています。これで朝まで氷枕から長Tシャツが外れることはありません。
長Tシャツにするもう一つの理由は注ぎ口からの水滴防止を強化するためです。氷枕に水を入れるときに注ぎ口周辺に水がつくとそれが凍って溶けて布団を少し濡らしてしまうことがあります。
注ぎ口をきちんと拭いてから冷凍すればいいのですが私はよく忘れてそのまま冷凍してしまうので、布団が濡れないよう長Tシャツのそでをぐるぐると注ぎ口に巻いています。
長Tシャツで氷枕をカバーするようになってから布団への水漏れは今のところ一度もありません。
この向きで氷枕をTシャツの中に入れます。
向かって左のTシャツの袖を氷枕の注ぎ口部分にグルグルと巻きつけて右のTシャツの袖と結びます。
Tシャツの下を折りたためば出来上がり。
エコよりも命が大切
例年通りならクーラーなしでもこの地域はなんなく過ごせたようですが、今年の暑さは地元の人も驚いているほど今までにない異常な高温状態だそうです。
それでも17時過ぎるころには外は涼しくなっていてさわやかな風が通り抜けます。さらに夜中から朝にかけては20℃~23℃くらいまで気温が下がるので朝方は肌寒いくらい。なのでクーラーなし生活でもなんとかなっています。
ただ家の中は日中に蓄えた暑さが21時頃まで残っていて部屋の中もモア~としているので17時頃から扇風機と冷風機をフル稼働で寝室の中と外の空気を循環させるようにしています。
当たり前ですが、あえてこのエコライフを選択しているわけではありません。クーラーがあれば迷うことなく使っています。クーラーがあるのに健康のためにと使わないことの方が不健康だと思う暑さです。もちろん電気代どうのとか言ってる場合でもありません。
でも取り付けすらできない古い家屋なので現状でできる範囲の暑さ対策をするしかありません。ちなみに最近の土日の昼間は涼を求めて子供と外出するようにしています。
あとは塩分と水分をこまめにとってこの暑さを乗りきりたいと思います。