風のある暮らし

東京から見知らぬ田舎へ。更年期の母ひとり、思春期の子ひとり(中学男子)の暮らし。

生活感と物と人と愛情に溢れる幸せな家。断捨離とは無縁な人達に出会った

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世の中、断捨離ブームを経てただいまミニマリズムミニマリスト?というカテゴリーが大人気のようで。私も基本的には物を増やすのもためこむのも嫌い。ついでに掃除も嫌いなので、できるだけシンプルな生活空間で暮らしたい派です。

 

実家、を疑似体験

先日、移住先で友達になったご両親の家に遊びに行く機会がありました。「BBQするからおいでよ!」というとても軽いノリで、会ったこともないその人のご両親の家へ初訪問。

 

行ってみると、私達親子以外にも今日が初めてという親子や昔から友達でという家族とか色んな人と”初めまして”とご挨拶。

 

庭に置かれたテーブルや縁側、そこに続く和室にと、それぞれが好きな場所で食べたりおしゃべりしたり。

 

友達のご両親はおもてなしするのが大好きだそうで、友達が子供の頃からしょっちゅう色んな人が集まってきていたとか。

 

よく笑う明るいお母さんと、寡黙なんだけど優しいお父さん。始めましてなのにこちらが遠慮してしまうような雰囲気が全くなくて。とても素敵なご両親でした。

 

赤ちゃんからチビちゃんから小学生から大人までがワイワイドタドタ。子供を連れて実感に帰ってくるってこういう感じなのかなぁと疑似体験するような感覚でした。

 

反・ミニマリストな家

とても大きく立派な家でしたが、玄関も窓も開け放たれていて、出入りはご自由に~といった風通しのよさ。

 

台所も和室も家中、生活感と雑多なもので溢れかえっているけれど、友達のお母さんは”隠す”なんて概念は全くなくて。どこもかしこも荷物がいっぱいなのに不思議と風通しがよくて。

 

生活感と物と人と愛情が見事にまとまってる感じ。居心地がよくて、寝てしまいそうになるくらいの空間。暖かくてひだまりに包まれているようなほっとする家。

 

これが。ガラーンと物ひとつ置いてなくて、ゴミひとつ落ちていなくて、余計な物など何もない整然とした空間だったら、こんなに落ち着けたかな。実家に帰ってきたような感覚ってこんな感じ?というくらいの安心感を得られたかな。

 

たぶんそんな空間にいたら私はだらけられないな。緊張するだろうな。初めての場所で気疲れして、さらに綺麗すぎる空間に気疲れして。早く帰りたい、と私は思ったに違いない。

 

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    久々の山菜シリーズ。”たらのめ”に味噌とみりんを混ぜたものをかけただけ。美味しかった!

 

生活感だだもれで私はいい

ゴミ屋敷になるほどいらないものをためこむのはダメだと思うけれど。なんというか、ちょっとくらい生活感が見えてちょっとくらい余計な物があったりする方が落ち着くのかもと、庶民の私は思うのでした。

 

というわけで、シンプルな暮らしはしたいけれど、ミニマリストにはなれないなと思う今日このごろ。ほっとする空間は人それぞれですね。