風のある暮らし

東京から見知らぬ田舎へ。更年期の母ひとり、思春期の子ひとり(中学男子)の暮らし。

小3でクロール自己ベスト8mが小4の1ヵ月で100mになった嘘のような本当の話

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運動音痴の私はもれなく水泳苦手クロール息つぎが習得できないまま大人になり、平泳ぎに至っては1mも進めず沈没。俗に言う”カナヅチ”というやつです。子供も同じ運命を辿るのかと思いきや、いい意味で思いっきり予想を裏切ってくれました。

 

子供が小学生になってから移住するまでの水泳事情

東京ではプール当番はなかったので、プールではどんな様子なのか子供の話からしか伺え知れずまとめるとこんな感じ。

 

・プールの大きさは5コース25m。低学年用はないため水深調整を学年別で幾度行う。

・週に2回2時限制。夏休みは3週間くらいは毎日プールあり。

・2学年100名ほどが一緒にプール授業を受ける。

・全員がプールに入れないので交代制で授業の半分はプールサイドで待機。

・基本、水泳指導はなし。

・小3で大の字になって水面にうつぶせで浮けるかなどの練習。

・プールの底に物を沈めて、チーム戦でどちらがたくさん拾えるか競争するのが練習。

・プール内で鼻水が出ていたりくしゃみをすると即退場(タオルを巻いてプールサイドに待機)

・学校独自の検定あり。

・雨天中止。

 

総合すると、”水泳を習いたい人はスイミングスクールに通うこと”ですね。でもこの部分に関して批判はありません。

 

プールの規模、生徒数を考えると一人一人泳げるように指導するなんてどう考えても無理です。

 

結局うちの子供は、小3の時点でクロール(もどき)息つぎなしで8mが自己ベスト。そもそも息つぎ方法が分からず。(母も分からず)

 

時間が少ないことや指導してもらえないという愚痴はたまにこぼしていましたが、子供はプール授業が好きだったしいつも楽しみにしていました。

 

移住してからの水泳事情

学童の話でも少し触れましたが、まさにプライベートプールで使いたい放題。


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夏休みのプールは遊びたい放題でしたが、授業のプールは東京での授業とは全く異なるようでした。

 

・プールの大きさは中高学年用に6コース25m(東京より広い)&低学年用プール

・中学年以上は毎日1時限+週に1回放課後練習。(もっと多かったかも)

・全学年が一緒にプール授業を受ける。

・全学年いても十分すぎる広さなので休憩以外で待機時間はなし。

・みっちり水泳指導、個別指導があり、フリータイムは10分あるかないか。

・地区の水泳大会に出場するので25m泳げるようになるのは必須条件

・雨が降っていても雷が鳴らない限りプール授業が中止になることはない。(雨もプールの中も一緒というスタンス)

 

水泳大会を照準にしているので、結構スパルタです。大丈夫かしら?と思いましたが、ずーっとスイミングに通いたがっていた子供は初めて本気で水泳を練習できるとあって大喜びでコース練習をひたすらしていたようです。

 

息つぎなし8mのクロールもどきからのスタート。練習が始まって2週間くらいでクロールの息つぎができるように。

 

そのうちに毎日記録更新していくとあっさり25m泳げるようになり、1カ月もするとターンも覚えて100m泳げるように。正直この夏は25mも無理だろうと密かに思っていた母は勝手に子供の可能性を諦めていたことを心の中で謝罪。

 

全く泳げなかった平泳ぎも今は200m泳ぎます。かなりのスローペースですがスーイスイといつまでも泳げそうな感じです。1mも進まず沈没する母をこのひと夏であっさり追い越しました。

 

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         地区の水泳大会はダントツのビリでしたが25m23秒で泳ぎ切りました。

 

飛躍的に 泳げるようになった理由

水泳指導がしっかりしていたのはもちろんでしょうが、やはり毎日欠かさずプールがあったことだと思います。

 

勘がいい子は1回2回の指導ですぐ自分のものにして習得できてしまいますが、うちの子は勘がいい方ではありません。

 

いくら水泳指導がしっかりしていても間が空くと1歩進んで2歩下がる状態で、習得するのにもっと時間がかかったはずです。

 

例えば4時間の水泳指導があったとします。月曜で2時間、木曜で2時間という形よりも、月曜~木曜まで毎日1時間の指導を受ける方がうちの子供はコツをつかみやすいんだと思います。

 

あとは、”初めて指導を受けるまっさらな状態”だったのが吸収を早めたのかも、と先生は分析していました。

 

過去に指導らしい指導を一切受けていないので、混乱もなく初めての指導を素直にそのまま受け入れることができたようです。

 

”泳げるようなりたい欲”がずっとあって”指導”に飢えていたので、それこそ”水を得た魚”のようにグングン吸収していったのかもしれません。色んな意味でとてもいいタイミングだったんでしょう。

 

9割のお友達が通っていたスイミングスクール

うちの子供も保育園時代から「スイミング通いたい!」とよく言っていたんですが、土日にしか連れていけないし、私が心身ともにボロボロ時代でもあったので、スイミングデビューさせるとしても小学生からと思っていました。

 

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小学生になってからは子供の希望でピアノとロボット教室に通い始めたので(すぐやめましたが)、スイミングは踏み切れないでいるとあっという間に小3に。結局通わずじまいのまま移住することになりました。

 

今思うと、通えたとしても週1回なので、うちの子供には習得するには難しいペースだったかもれません。小1~小3の3年間週1回通って、この夏の1か月に匹敵するような進み具合だったかも。(と通わせなかった言い訳をしてみる)

  

また来年

間があいてしまいますが、一度習得したものは忘れていてもすぐ思い出せるので大丈夫でしょう。来年はスピードアップを目指すそうなので、余計なことは言わないよう変な親の欲を出さないよう影ながら応援したいと思います。