風のある暮らし

東京から見知らぬ田舎へ。更年期の母ひとり、思春期の子ひとり(中学男子)の暮らし。

小学1年生。腹痛と保健室通いの代わりに家での人格が変貌するの巻(1)

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ただの甘えだと思っていた子供の保健室通い。寄り添っていたつもりの私の気持ちも吹っ飛び、「学校やめなさい!」と一喝。それから保健室通いはピタリとなくなったけれど、問題は何も解決していませんでした。

 

子供は現在は学校大好きな小学4年生です。そんな子供も小学1年生になりたての頃は大変だったわ~っていう振り返りを記事にしています。

www.aokamiz.com

 

子供の変貌

保健室通いにピリオドが打たれてほどなくしてからでしょうか。穏やかだった子供の人格が家でのみ少しずつ崩壊していったのは。

 

なんか最近ちょっとイライラしてるな~とか、つんけんしてるな~とか、すぐスネるな~とか。だんだんそれが強化されていって、ほんともう扱いが面倒になるほど。

 

母「なんでそんなにイライラしてるの?」

子「してない。」

母「してるやん。なんかすぐ怒るし。どうしちゃったの一体?」

子「おこってない!」

母「おこってるやん。なんかあったん?」

子「なにもない。」

母「学校と学童で疲れるん?」

子「つかれてない。」

 

というような繰り返し。原因もつかめないしどうしていいかわからないといった状態が続きました。

 

学校での様子を連絡帳でそれとなく先生に聞いてみると、学校では以前のままいたって穏やかで真面目な子供らしい。

 

 

これも成長というのかな~、でもなんだかな~、とモヤモヤ。こっちも疲れてるのに毎回イライラされるとイライラで返してしまうし、つんけんされると「なんやねん!」って腹が立つし、スネられると面倒くさいしで家庭内はつねに険悪な雰囲気に。

 

保育園時代の子供はとにかく穏やか~でポワ~ンとしてて平和そのもので扱いに困るってことは全然なくて。なんで急にこうなった?てゆっか誰?って感じで、私は困惑の毎日でした。

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動物の足跡がいっぱい

 

結果だけを目標にするように

子供は保育園時代からレゴやLaQが大好きで、それはもうすごい集中力でよく作ってました。

 

自分で発案して作るのも好きだし、説明書に載ってる大作を2時間3時間かけてひとりで黙々と作るのも好きで、私にはないその気の長さというか根気強さは我が子ながらすごいな~と思ってました。

 

しかもだいぶ前のところで間違えたことに気づいたら、「あ、間違えてた~」ってフツーにその箇所までせっかく作った部分を分解してやり直すっていうのを繰り返すわけですよ。

 

「私だったらキー!!ってなるわ。もうイヤー!!ってなるわ。ようならへんな。」ってよく私は感心してたわけで。

 

ほんとにね、そういうマッタリ~オットリ~な子供だったんですよ。その子供が保健室通いにピリオドが打たれてイライラ期に突入してから、レゴへの取り組み方も全く変わってしまって。

 

以前は作る経過を存分に楽しんでいて、完成はその先にあるもの。でも小学1年生の子供には経過を楽しむといった以前のような姿は全くなくて、”完成” という結果だけを目標にレゴ作りをするように。

 

とにかく ”早く” 完成させること。何かに追われているかのように「早く早く!早く完成させなきゃ!」って見ているこっちも分かるほど焦ってレゴ作りをしてるんですね。

 

で、当然間違えもします。それに気づいたとたん、「うわぁぁぁぁーーん!!」って泣きながらそれまで作っていたレゴをぐしゃぐしゃに。

 

で、突っ伏して泣く。「もうできない!」「もうやらない!」うわんうわん言いながら泣く。もう手がつけられない。

 

いやもうほんと、え?え?どうした?どうした?あんた誰や~ですよ。何時間もかけて作ってたあの根気強さはどこいった?間違えてもフツーにやり直してた平常心はどこいった?

 

いったいぜんたい何がどうしたらこんなにも変わってしまうの?今まで見たことのない子供の姿に「これは本気でマズイかも」と思い始める私。

 

子供が変貌した原因はさっぱり分からなかったけれど、その後の学校での個人面談での先生の話にヒントは隠されていました。

 

続きます。