風のある暮らし

東京から見知らぬ田舎へ。更年期の母ひとり、思春期の子ひとり(中学男子)の暮らし。

40代で初めて車の免許をとりに教習所へ(7)卒業検定での失敗

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路上教習はいつまでたっても恐怖心がぬぐえず、毎回ヒヤヒヤしながらの乗車でしたが、なんとかかんとか滞りなく進んでいました。

 

その間、Youtube以外に新たな専属教官が登場。

  

文明の利器の活用 

お世話になったのは、GoogleMap先生。とにかく方向音痴な私。何回同じ経路を走っても、いつも新鮮な気持ちで道順を覚えられません。もはや自分にはどうしようもない脳の作りですが、卒業検定のために克服を試みることに。

 

卒業検定では教習で走ったいくつかのコースのどれかになります。どのコースになっても教官が道順を指示してくれますが、ちゃんと地図が頭にはいっていないと車線変更や右左折でもたつく可能性大です。

 

路上教習が終わったあとは、毎回GoogleMapの地図で確認。さらにストリートビューで周りの景色や信号や車線の再確認をしながらシュミレーション。

 

と書くと、まるで使いこなしている風ですが、ストリートビューの人ぺグマンを地図に置いた時点ですでに方向が分からなくなり、毎回正解の道を探してくるくるまわっていました。着地→迷子→発見という繰り返し。

 

かといって、地図を見ただけでは実際走っている道路と頭の中で全くリンクしてくれないので、どんなに毎回迷子になってもストリートビューを見るというのが一番有効でした。自主経路の設定でも、スムーズに走行できたのはGoogleMapでのシュミレーションのおかげです。

 

いざ、卒業検定へ

卒業検定試験は、私を含む3人一組での乗車となりました。私、相当若い男の子A、結構若い男の子B。息子たちよ、健闘を祈る。っていうそんな組み合わせでしたね。

 

そして登場したのが、私が最初は苦手だったおじさん教官。でも3回目あたりで少し打ち解けれたので、おじさん教官が現れたときは、「っ!」と驚きはしましたが、なんとなくほっとしました。

 

男の子Aもおじさん教官の講習を何回か受けたことがあるようでした。もう一人の男の子Bは、おじさん教官が初めてのようでした。

 

3人それぞれのコースが発表され、私は1番目の乗車となりました。乗車前に各コースの注意点が教官から説明されます。この時点で男の子Bはおじさん教官のキツイ物言いにビビっている様子。

 

説明を受けた後に、おじさん教官が席を外すと、「あの人何言ってるか全然分かんないっす」と不満を口にする男の子B。私と男の子Aは苦笑い。

 

そしていよいよ私から卒業検定のスタートです。発進してすぐに環〇への合流はスムーズだったのですが、3車線あるうちの真ん中の車線にすぐに車線変更しないといけなかったのが、うっかり一番左の車線のまま走行。

 

ん?・・・はっ!やってしまった!!!!ここがこのコースの注意点だった!何回も講習でも通って分かってたのに!やっと自分の間違いに気づく私。「ええっと、これって私、右の車線に入らないといけなかったですよね?」と教官に聞くも、無言。ですよね、検定中は応えちゃだめなんでしたよね。

 

このまま行くと私は左折しないといけなくなりますが、コースはそのまま直進なのです。卒業検定は有給休暇をとって平日に受けたのですが、平日の環〇は土日以上に車だらけ。信号はもうすぐそこ。迷ってる時間はない。もう今すぐやるしかない!!!!

 

「お願い入れて!」と右ウインカーを出し、シュッと右に車線変更し無事に直進。よ、よ、よかった~。卒業検定には魔物がいるとは聞いていましたが、ほんとに。講習では一度もしなかった失敗です。

 

そしてしばらく左車線を走行していると、前方で左車線の工事をしているのが見えました。今まで一度も工事にも路駐にもでくわしたことのないポイントです。なんというバッドタイミングでしょう。

 

ある程度事前に確認もできていたので、またも「お願い入れて!」とビュンビュン通る車の群れの中で右ウインカーを出し、シュッと右に車線変更し無事に工事を回避できました。

 

あんなに苦手で恐ろしかった車線変更が、予期せぬところで2回も。不思議とこの時は怖さを感じず、「大丈夫。いける。」としか思わなかったんですよね。

 

この2回の車線変更のことは、「神がおりてきてくれました。あれは私じゃなかったと思います。」と会社の先輩には報告しておきました。

 

いえ、たぶん、周りのドライバーさん達がものすごく優しい人達だったんだと思います。卒業検定試験中っていうのを車に大々的に貼り付けて走行しているわけですから、周りのドライバーさんは私が今まさに正念場ってことが分かっています。なので、私が走りやすいようによけてくれたり入れてくれたりしたんだと思います。

 

そしてとうとうゴール地点へ。私の走行はこれにて終了です。失敗もありましたが、やるだけはやりました。すべての力を使い果たして、私は後部座席へ。

 

残る2人の試験が始まりますが、私は力尽きているので何も考えずにボケ~と窓の外を眺めていました。でも男の子Bの運転で現実に引き戻されることになります。

 

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