風のある暮らし

東京から見知らぬ田舎へ。更年期の母ひとり、思春期の子ひとり(中学男子)の暮らし。

石鹸で手洗いうがいをしない子供。でも病気にならない理由

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私の子供は片づけができなくて、石鹸で手も洗わずうがいもしません。

 

と書くと、もうどうしようもない人ですが、ちゃんと毎日、歯磨きしてお風呂も入っています。

  

帰ってきたら「手を洗って~」と声をかけます。寄り道でいろんなものをさわっているので、その手であちこちさわってほしくないというのが私の本音。声をかけないと洗いやしません。

 

ある日、子供が手を洗ってるのを見ると指先しか洗っていないことが判明。指先をチョロっと水でこすりあわせているだけ。保育園で習った手の甲、爪の中、手首まで丁寧に洗うやり方はどこにいったんでしょう?!

 

「いやいやいや、それ手洗いって言わないから。手のひらも洗ってよ」

 

私がそういうと、うるさい女だな、やれやれしょうがない、というような目つきで私を見て、ササッと手のひらを洗って終了。

 

しかも水のみでのシンプルな手洗い。石鹸を使っているのを見たのは墨汁が手についたときぐらいでしょうか。

 

私が見ていない時は、いつもこの指先チョロチョロで手洗いをすませているに違いありません。

 

ちゃんとした手洗いの仕方は学校でも指導されているし、そもそも保育園の時はちゃんとやってたわけなので、手洗いのイロハというものを知ってはいるはずなのに。 

 

うがいは以前は手洗いとセットでやるよう促してましたが、いつの間にやら勝手にカット。私も仕事帰りでバタバタしているので、いちいち確認などしていません。

 

はっ!と気づいた時には手洗いもうがいもしないことがスタンダードに。風邪菌やウイルスをわんさか持ち帰るだろうと半分諦め、それはそれで自覚につながるだろうと半分覚悟。

 

と、おもいきや、小学生になってから風邪は一度もひかず、インフルエンザも他のウイルスも持ち帰ったことはありません。

 

学級閉鎖になろうが、学童で次々子供がお休みになろうが、この人だけはいつも元気。元気いっぱい。

 

あんなにバイ菌だらけの手なのにどうして?!

 

不思議です。もしかしたら、いつもバイ菌に囲まれてるので、菌に対する抵抗力や免疫力がついているのでしょうか。なんでも除菌!が当たり前の今の日本では貴重な存在ですね。

 

徹底的に除菌、殺菌をする人が多くなってから、子供の病気、喘息やアトピーといったアレルギーが増えてしまったとか。もちろん除菌は一因であって、元々の体質や他にもいろんな理由があります。

 

除菌や殺菌のしすぎると、人間に必要な常在菌まで排除してしまうのは確かです。無菌環境が免疫力を低下させ、普通なら何でもない菌にもすぐに負ける弱い体になってしまうようです。

 

後が大変な泥んこ遊びも、たくさんのウイルスや細菌などの病原体にさらされることで子供の免疫力が高まるので、子供のころは土や砂に積極的に触れた方がいいそうですよ。そういえば、私の子供は泥んこ遊びも大好きでした。
 

ある程度は菌に触れさせて免疫をつけさせることで、子供の体は鍛えられ、抵抗力がつくというのも納得です。不衛生な環境はよくないですけどね。うちの子供の手は不衛生の域だと思いますが・・

 

子どもの頃にあまり菌に触れずに育つと、大人になった時の健康にも大きく影響してしまうらしいので、ほどほどにですね。

 

ちなみに一家に一台の割合で置いてある大人気の除菌スプレーも、私としては成分が気になるので全く使っていません。

 

そんな私が言うのもなんですが、菌に触れることは大事。でもそのあとの手洗いはやっぱりした方がいいと思います。

 

うちの子供の場合は、免疫のかなめと言われる腸内環境がすごぶる整っているということかなと勝手に推測しています。これからも、手洗いではなく善玉菌を鍛えることに励むしかないでしょう。

 

今日も子供の腸の中では、侵入してくるバイ菌達と激しく戦っていると思います。