風のある暮らし

東京から見知らぬ田舎へ。更年期の母ひとり、思春期の子ひとり(中学男子)の暮らし。

子供と田舎の夜空に浮かぶ月

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「なんか光ってるー!」

 

カーテンの閉まっている窓を見ながら子供が叫びました。

 

何事かと思ってカーテンを開けてみるとそこにはまん丸いお月様が。カーテンの隙間から光が漏れるほどの明るさだったようです。

 

「外に出て見たい」

 

と子供が言うので、お風呂も入った後でしたがジャンバーをはおり、外でお月見することに。

 

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私のイケてないスマホで撮ったので、ぼやけてしまっていて残念。

 

実際はくっきりとはっきりと、切り抜かれたかのような鮮やかなお月様がぽっかりと山の頭上に浮かんでいました。

 

普段は漆黒の闇に包まれる山々が、煌々とした月の光に照らされて、うっすらとその姿を現しています。

 

さえぎるものが何もないので、月の光がどこまでものびていて、まるで別世界にいるような荘厳な眺めにうっとり。

 

振り向くと、子供はちゃっかり双眼鏡まで持ち出して月を眺めていました。月の光を浴びて、子供の真剣な表情がはっきりと見えました。

 

夜と月と子供の姿がなんだかいつもとは違う世界にいるみたいで不思議な気持ちになりました。

 

「まぶしいね」

 

子供はそう言ってしばらく眺めて、白い息をはきながら家の中に入りました。

 

もう少しあたたかくなったら外に椅子をおいてお月見しようと思います。田舎の朝のコンセプトと違ってこちらは実現可能な気がします。

 

田舎の朝のコンセプトの記事はこちらです。

aokamizu.hatenablog.com