昨晩、小学4年生の子供に『久しぶりに本読もうか?』って聞くと『うん!やった!』と大喜び。お布団に入って今はあまり読まなくなった絵本を1冊読み聞かせをしました。
読書は好き?嫌い?
読み聞かせを始めたのは寝返りも打てない0歳の頃から。小学3年生までまるっと9年くらい続けてきました。
そんな子供はどうなったかというと、本を読むのが大好きになりました~。小学生になってから本のジャンルの幅もかなり広がって、伝記とか図鑑もよく読んでます。
シリーズ物もたくさん読んでるけど今特に好きなのは、
・マジックツリーハウス
・ONE PIECEの小説版
低・中学年の時によく読んでいたのは、
・かいけつゾロリ(新刊が出ると今でも読む)
・ミルキー杉山の名探偵
・山田県立山田小学校
平日は学童から帰ってきて晩御飯ができるまでとかお風呂上りとかいつも30分くらいが読書タイム。休日の朝は私が目覚めると子供は隣の布団の中で本を読んでることがほとんど。
今回子供が選んだのは家にある新見南吉さんの”手ぶくろを買いに”。ごんぎつねもお気に入り。
結構な文字数で30項~35項あるので小学生にも読みごたえのある絵本です。
いろんな方が同作の絵を描かれていますが、私は黒井健さんの絵が大好き。
子供も私も大好きな酒井駒子さんの本も家に4冊あります。
一番左の図鑑は私が小学生の時のもの。一番右のきょうりゅう図鑑は保育園のときにいただいたもの。その他は子供が毎回自分で中を確認してチョイスしたもの。結果、図鑑の出版社がバラバラ~。
気になる国語の学力は?
学年始まりに教科書が配布されると、国語や道徳に載ってるお話を黙々と読破するような本好きな子供の国語の学力はいかほどに?
フツーです。
可もなく不可もなく。
読解力が飛びぬけてるわけでもなく。
語彙力がすごいあるわけでもなく。
とことんフツーです。
ごめんなさいね、期待外れで。ちなみに字がスラスラ読めるようになったのも字が書けるようになったのもめっちゃ遅かった!
学力向上を目指して読み聞かせしてたんなら、『なんでやねん!効果ないやん!意味ないやん!ちっ!』ってめっちゃキレてやめてたであろうこと間違いなし。
保育園時代に家で学習的なことは一切しなかったし、字を読ませたり書かせたりもしなかったから当たり前っちゃ当たり前なんですけどね。名前の練習すら保育園でのみだったという丸投げぶり。
でもその状態で小学生になって読み書きで困ることも全くありませんでした。保育園まではインプットのみで小学生になってドバーっとアウトプットしだしたって感じでしょうか(いや、ほぼ先生のおかげだろ)。
そしてとにかくよく喋るように。ほんと、朝起きた瞬間からベラベラベラベラ。帰ってきて晩御飯の時もベラベラベラベラ。保育園の時はそんなに喋ってなかったのに。
そんなこんなで本もがんがん読むようになって自分で物語を考えて絵本とか紙芝居とか漫画とかをよく作るようにもなりました。
まあだからって何度も言うけど、国語の学力はいたってフツー。読んでるものもそんな高度なものじゃなくてフツーの児童書だし。漫画も大好きだし。
どう考えても芦田愛菜ちゃんみたいに”吾輩は猫である”とか読んじゃいそうな気配とか全くない。うちの子供からはノーマルな匂いしか漂ってこない。
ちなみに私は小学高学年あたりで家の本棚にあった松本清張の小説とかを片っ端から読んだりするほど本好きだったけど、学力は残念な方の部類。読書とは関係のない暗記力だけで学生時代は乗り切ったといっても過言ではない。
結果、”本好き”と学力はさほど関係ないと思われます(あおか調べ)。同じ”本好き”でも芦田愛菜ちゃん(他に例え知らんのか)とは本を読んだ時の捉え方とか理解の仕方とかがすでに違うんじゃなかろうか。
結局は土台が違うというか。学力がずば抜けてる子は脳の土台作りがしっかりしたうえでオプションとして本好きがあるってだけじゃないかな。って言ってしまうと元も子もないんだけどぉ。
100人に読み聞かせだけを同じようにしたところで、同じような本を好きになって、同じような学力になるわけないですし。本読み以外の要素の方が影響ははるかに大きいってことですね。
読み聞かせをしてた理由
じゃあなんで私が読み聞かせを0歳からスタートしたかというと、話のできない赤ちゃんにどう語りかけていいか分からなくてとりあえず絵本を読むことにしたってのがきっかけ。
それにほら、赤ちゃんて大人の会話を聞かせたほうがいいとかなんとか?でもうちはとーちゃんもじーちゃんもばーちゃんもいなくて私しかおらんというのが現実で。だからって1人でぴーちくぱーちく喋るタイプでもなく。じゃ本ぐらいたくさん読んでおこうってね。
読み聞かせを小3まで続けた理由は、子供が望んでいたっていうのもあるけれど、一番は子供と同じ時間を共有するのが目的になっていたから。
ある意味、免罪符、のような。どんなに忙しくてもせめて読み聞かせだけは続けようって。それくらいほんともう子供と向き合う時間も余裕もなかった時期があったんですよね。
だから田舎に移住して平日でも子供との時間がそれなりにとれるようになったことで、私の中で免罪符が必要なくなって読み聞かせも卒業していったって感じです。
まとめ
久しぶりの読み聞かせに子供はとても喜んでたし、1週間に1回でも読み聞かせしてみようかしら。学力には全くなんの影響ももたらさないけど、いいのいいの。
あっ!”吾輩は猫である”(アホのひとつ覚え)を読み聞かせればいいのか。なんやかんや言うて芦田愛菜ちゃんをめちゃ意識しとるやん。あ、でも、私が全く興味なさすぎて読まれへんわ…やっぱり子供の学力は親次第ってことか…