風のある暮らし

東京から田舎へ。子供と2人でのんびり暮らしています。

東京でワンオペ育児と仕事を両立し続けた結果

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 あまりの過酷さに正常な判断力を失いました。どうしてあんなに頑張ってしまったのでしょう。

 

ある日突然ワンオペ育児


私が離婚したのは今から4年ほど前になります。ただし、子供が生まれて退院したその日から元夫は急に家に帰ってこなくなりました。帰ってくるのは1週間に1回くらいで滞在時間2,3時間だったので、全くもって戦力外です。
 
里帰りもしなかったので、私のワンオペ育児は「産後1か月はお母さんは安静にね」の産褥期からいきなりスタートしました。
 
東京には結婚して初めて住むことになったので、身内はもちろん、友達すら一人もいませんでしたので、肉体的にも精神的にも筋金入りの「ワンオペ」です。

 

初めての育児に戸惑うことばかりで、泣いている子供を抱っこしたまま一緒に泣いたりすることもしばしばありました。

 

それでも、子供のちょっとした仕草や変化に喜んだり癒されたり。無垢な子供の存在は、その頃の私にとって救いでもありました。いい意味で現実逃避して、子育てに没頭できていたのかもしれません。

 

仕事を始めてキャパオーバー

子供が1歳になり、不本意ながら9時~18時のフルタイムで仕事を始めました。生活が一変し、高速で日々の暮らしが過ぎていきます。

 

こなすのが精一杯、こなせなくてプチパニック。自分が思っていた以上の忙しさに、心も体もついていけませんでした。

 

仕事をすることで、当然ワンオペ育児も拍車をかけて過酷な状況に。あっという間にキャパオーバーです。
 
ヘトヘトというか、身も心もボロボロです。何も考えたくない。ただ目の前の業務をこなす日々。

 

子供との時間は「量より質」ともいいますが、私の場合、量も質もありませんでした。

 

上司のパワハラでハゲる

仕事をする大変さは時間的な問題だけではありません。新たな人間関係による新たなストレスも発生します。それにより、心はさらにむしばまれていきます。
 
私の直属の上司は女性でした。4年ほど部下として働きましたが、ひどいパワハラによるストレスで耳の後ろに大きいハゲができました。私の右側にその上司が座っていたからか、ハゲができたのも右側でした。人間の体は正直です。
 
何度会社のトイレで「やめたいいいいいいい!」と口パクで叫んだことか。
 
聞いた話によると、彼女の部下は次々とやめていくわ、他の社員ともさんざん揉めるわで、皆関わらないようにしていたそう。
 
入社あるあるですね。人間関係、入ってみないと分からない。
 
ストレスで頭がおかしくなりそうな頃、私は別の部署に異動することになり、パワハラ上司から解放されました。大幅に昇給もしました。結局そのまま同じ会社でさらに4年仕事を続けることとなったのです。
 
その後はハゲるほどの精神的な苦痛はなくなったものの、業務がどんどん増えて仕事に追われる日々でした。

 

辞めても地獄

ワンオペ育児に仕事が加わると、思考力が失われていきます。 なにせ頭の中はキャパオーバーでクラッシュしていますから。思考力がなければ正常な判断もできません。

 

私の頭の中はこんなことになっていました。

 

会社辞める→年齢的に再就職難航→保育園退園→さらに再就職難航→お金なくなる→家賃払えない→行くところない→路頭に迷う→最悪の結果に。

 

なんという短絡的な負のスパイラルでしょう。つまり、会社を辞めると最悪の結果になる、という方程式が私の頭の中に出来上がっていたのです。子供の命を守るためには今の会社は絶対辞められないと思い込んでいました。

 

あの頃は実家もいろいろあって実家に帰るという選択肢はなかったので、「もし万が一何かあったら」というセーフティーネットが全くなかったのです。それも短絡的な考えにつながった一つの原因です。

 

元夫を選んでしまったのは自分。その結果この状態。だから私が苦労して当たり前。大変で当たり前。弱音なんて吐いてはいけない。そんなプレッシャーもあって、自分を追い込んでいました。

 

お母さんはスーパーウーマンではありません 

もっと大変なワンオペ育児と仕事に追われていても、自分を見失うことなく、しっかり子育てもしてしっかり自分の人生を生きている人もいると思います。
 
でも、人はそれぞれ違う人間ですので、比べる必要はありません。他の人ができているのだから自分もできないといけないことなどないのです。
 
私は本当の意味で両立なんてできていませんでした。なのにできない自分を認めたくなくて、できる振りをずっと続けてきたのです。
 
できない自分がいてもいいのです。頑張れない自分を認めてもいいのです。大変なのが当たり前ではないのです。苦労しなきゃいけない理由なんてどこにもないのです。
 
時には「本当にこれでいいのかな」と立ち止まる勇気も必要です。時には「助けてほしい」と誰かに頼る勇気も必要です。

 

私は、子供が小学生になってようやく「両立できていない自分」と向き合うことができました。なぜならワンオペ育児がすっかり落ち着いて、正常な判断力を取り戻したからです。

 
とっくに限界を超えていたことに気づきました。子育ても業務の一環のようになってしまっていました。
 
私は人間です。人間のお母さんです。スーパーウーマンになる必要なんてなかったのです。
 
もうこんな生き方はやめよう。そう思ったとき、私は初めて心からほっとしました。